「十津川村」と聞いて、どこを思い浮かべますか?実は、北海道にも「新十津川町」という地名があり、歴史的なつながりがあります 。1889年の十津川大水害の際、奈良県十津川村から北海道へ移住した人々によって開かれた町です 。道の駅 十津川郷では新十津川町の商品が販売されていたり 、食文化にも共通点が見られたりします 。しかし、この記事でご紹介するのは、奈良県の秘境、十津川村です。
「遠いんでしょ?」――確かに、十津川村は気軽にアクセスできる場所ではないかもしれません。電車は通っておらず 、大阪や奈良市内から車で2~3時間 、日本一長い路線バス「八木新宮線」では大和八木駅から十津川温泉まで約4時間かかります 。しかし、その「遠さ」こそが、十津川村を特別な場所にしているのです。
なぜ今、十津川村なのか?

- 手つかずの圧倒的な自然:村の面積の96%を山林が占め 、日本の原風景ともいえる景色が広がります 。清らかな川、深い森、満点の星空が、訪れる人を日常から解き放ちます。
- 全軒源泉かけ流しの温泉:2004年に日本で初めて「源泉かけ流し宣言」を行った温泉郷 。循環・加水・加温・消毒なしの「ほんまもんの温泉」が、心と体を芯から癒します 。
- 神々が息づく聖地:世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部を擁し 、熊野三山の奥の宮と称される玉置神社 や、修験道の道である熊野古道小辺路が村内を通っています 。
2.十津川村 目的別モデルコース4選
十津川村への旅を具体的にイメージできるよう、まずは目的別のモデルコースをご紹介します。あなたの旅のスタイルに合わせて、ぴったりのコースを見つけてください。
【日帰り弾丸】絶景と名湯を効率よく!王道いいとこ取りコース
時間が限られていても大丈夫!十津川村のハイライトを巡る日帰りコースです。
- 日本最長の生活用鉄線吊り橋 で、足がすくむようなスリルと360度のパノラマ絶景を体験。
- 周辺の土産物店で休憩も。
- 名物の「めはり寿司」 や手打ちそば など、地元の味を堪能。
- 無料の足湯でリフレッシュもおすすめです 。
- 二津野ダム湖を望む絶景の公衆浴場「庵の湯」 で、源泉かけ流しの湯を気軽に楽しむ。
- 飲泉も可能で、旅の疲れを癒しましょう 。
お土産を買い足し、十津川村の思い出とともに帰路につきます。
【1泊2日】世界遺産と秘湯に浸る。十津川満喫コース
日帰りコースと同様に、スリルと絶景を楽しみます。
郷土料理を味わい、お土産もチェック。
- 「神様に呼ばれないと辿り着けない」とも言われる天空の聖地、玉置神社へ 。樹齢三千年を超える神代杉など、荘厳な雰囲気に包まれます 。
- アクセスには時間と注意が必要です 。
源泉かけ流しの温泉宿で、旅の疲れを癒します。夕食は地元の食材を活かした料理を堪能。
世界遺産の石畳が続く熊野古道小辺路の一部を歩き、「天空の郷」と称される果無集落の美しい日本の原風景を訪れます 。
地元の食材を使った料理を楽しみます。
- 神秘的な美しさを誇る瀞峡を川舟で遊覧 。
- ※ウォータージェット船は2025年4月10日をもって事業廃止となりました 。現在は「川舟観光かわせみ」などが運行しています。
十津川村の自然、温泉、歴史文化をじっくり味わう1泊2日のコースです。
【バス旅派へ】日本一の路線バスで行く、のんびり癒し旅コース
八木新宮特急バスに乗車。お弁当持参で遠足気分 。
バスはここで20分ほど停車します 。
足湯でリフレッシュし、歴史民俗資料館を見学 。
村営バスなどを利用して宿へ。
バスで十津川温泉へ移動。地域交流センター「いこら」で朝市や飲泉を楽しむ 。
バスはここで20分ほど停車します 。
熊野本宮大社を参拝 。
日本一長い路線バス「八木新宮線」 を利用して、車窓からの景色を楽しみながら、十津川村を巡るコースです。
【アクティブ派】自然と遊びつくす!キャンプ&川遊びコース
谷瀬の吊り橋周辺には「谷瀬つり橋オートキャンプ場」 や「つり橋の里キャンプ場」 などがあります。
キャンプ場近くの清流で川遊びを満喫。夜は満点の星空の下でバーベキュー。
日本の滝百選の「笹の滝」 や、広い滝壺が美しい「清納の滝」 など、マイナスイオンを浴びながらハイキング。
森の中に作られたアスレチックやツリーハウスで、大人も子供も楽しめます 。
近くの日帰り温泉で汗を流し、リフレッシュ。
十津川村の大自然を全身で感じるアクティブなコースです。
【旅の最重要ポイント】十津川温泉郷で心と体を癒す(宿泊&日帰り)
十津川村の旅のハイライトといえば、やはり温泉。ここでは、その魅力を余すところなくご紹介します。
知る人ぞ知る、日本初の「源泉かけ流し宣言」の凄み
十津川村は、2004年6月28日に全国で初めて「源泉かけ流し宣言」を行いました 。これは、村内全ての温泉施設において、温泉水を循環させたり、再利用したり、加温したり、塩素消毒を加えたり、あるいは薄めたりすることなく、源泉から湧き出たままの「ほんまもんの温泉」を提供することを約束するものです 。この贅沢な湯使いは、十津川村の豊富な湯量があってこそ可能となります 。村内にある3つの温泉地(湯泉地温泉、十津川温泉、上湯温泉)は、いずれも「美肌の湯」としての泉質も併せ持っています 。
一度は泊まりたい!目的で選ぶ人気宿
十津川村には魅力的な宿がたくさん。あなたの目的に合わせて選んでみましょう。
- 絶対的エース:知名度・満足度で選ぶなら「ホテル昴」
- 十津川温泉バス停近くに位置し、7種類の浴槽や温泉プールも備える総合力の高い宿 。清潔感があり、良質な温泉と郷土料理をベースにした会席料理が楽しめます 。玉置神社や谷瀬の吊り橋へのアクセスも便利です 。
- 話題の宿:いま予約が取りたい注目宿「湯乃谷 千慶」
- 全室露天風呂付きの高級旅館で、プライベートな空間で源泉かけ流しの湯を満喫できます 。特別な時間を過ごしたい方におすすめです。ただし、価格帯や食事内容については様々な口コミがあります 。
- 美食を堪能:食事自慢の料理旅館
- 静響の宿 山水:美しい景色、質の高い温泉、そして美味しい料理で知られる宿 。特にジビエ料理(ぼたん鍋など)の評価が高いです 。
- 神湯荘:温泉を使った料理と暖かいもてなしが自慢 。鮎やうなぎ、猪肉、鹿肉など十津川ならではの食材を堪能できるプランもあります 。
- その他、各旅館で地元の旬の食材を活かした料理が提供されています。
- 絶景露天風呂:最高の景色を独り占めできる宿
- 神湯荘:上湯温泉に位置し、川沿いの露天風呂が名物 。大自然と一体になれるような開放感が魅力です。
- 静響の宿 山水:渓流を望む露天風呂があり、四季折々の自然美を楽しめます 。
- 多くの宿が、自然に囲まれた素晴らしいロケーションに露天風呂を備えています。
【アウトドア派の拠点】グランピング&キャンプ場ガイド
十津川村の自然をより身近に感じたいなら、グランピングやキャンプがおすすめです。
- 空中の村:ツリーハウスや空中テント、透明ドームテントなど、ユニークな宿泊体験ができるグランピング施設 。森の中で空中散歩も楽しめます。Wi-Fiも利用可能です 。
- 予約・問い合わせ:0746-62-0567
- 谷瀬つり橋オートキャンプ場:谷瀬の吊り橋のすぐ近くにあり、川遊びやBBQに最適 。
- 予約・問い合わせ:0746-68-0118
- つり橋の里キャンプ場:こちらも谷瀬の吊り橋近く。フリーサイトは予約不要、バンガローは予約制です 。
- バンガロー予約:0746-68-9000
- あさひキャンプ場:旭川沿いにあるキャンプ場で、区画サイトやシャワーがあります 。AC電源も利用可能です(有料)。
- 予約・問い合わせ:0746-68-0710
- リッジラインキャンプフィールド:星空や蛍(初夏)が楽しめるキャンプ場 。簡易プールもあります。
- 予約・問い合わせ:080-8754-0008 、またはDM、LINE、なっぷ、楽天トラベルキャンプなど 。
【日帰りOK】気軽に立ち寄れる公衆浴場&名物温泉
宿泊しなくても、十津川村の素晴らしい温泉を堪能できます。
- まずはココ:人気の「庵の湯」(十津川温泉)
- 十津川温泉バスターミナルのすぐ前にありアクセス抜群 。二津野ダム湖を望む絶景が自慢で、木のぬくもりあふれる建物です 。源泉かけ流しの湯に加え、飲泉場や無料の足湯も併設されています 。
- 料金:大人600円、小人300円
- 営業時間:8:30~20:00
- 定休日:火曜日
- 泉質で選ぶ:湯泉地・十津川・上湯温泉の特徴とおすすめ日帰り湯
- 湯泉地温泉(とうせんじおんせん):村内で最も古い歴史を持つ温泉 。アルカリ性単純硫黄泉 または単純硫黄泉 で、少し硫黄臭がする「まろやか」な湯 。慢性婦人病などに良いとされます 。
- 滝の湯:滝のマイナスイオンを浴びながら入れる露天風呂が人気 。料金:大人800円、小人400円。定休日:木曜日 。
- 泉湯:内湯と露天風呂があり、カランからも硫黄泉が出る 。料金:大人600円、小人300円。定休日:火曜日 。
- 十津川温泉(とつかわおんせん):村内で最も賑わいのある温泉地 。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 で、切り傷や火傷、美肌にも良いとされる「やさしい」湯 。飲泉も可能です 。
- 昴の郷温泉保養館 星の湯(ホテル昴併設):温泉プールもあり、家族連れにも人気 。料金:大人1,000円、小人500円。無休 。
- 南部老人憩いの家 憩の湯:地元の人も利用する穴場的浴場 。料金:大人600円、小人300円。定休日:1月1日・2日 。
- 上湯温泉(かみゆおんせん):最も奥まった場所にある秘湯 。含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 またはナトリウム-炭酸水素塩泉 で、皮膚病やアトピーにも良いとされる「とろとろ」の美人湯 。
- 上湯源泉温泉 大露天風呂:神湯荘の宿泊者以外も利用できる日帰り露天風呂 。川沿いにあり開放感抜群。料金:大人500円、小人300円。定休日:木曜日、悪天候時 。
- 湯泉地温泉(とうせんじおんせん):村内で最も古い歴史を持つ温泉 。アルカリ性単純硫黄泉 または単純硫黄泉 で、少し硫黄臭がする「まろやか」な湯 。慢性婦人病などに良いとされます 。
ここは外せない!十津川村の必訪観光スポット
十津川村には、息をのむような絶景や歴史を感じるスポットが満載です。
谷瀬の吊り橋(スリルだけじゃない!絶景と生活道の歴史)
長さ297メートル、高さ54メートルを誇る、生活用鉄線吊り橋としては日本一の長さを誇る吊り橋です 。昭和29年(1954年)、谷瀬集落の人々が生活のために資金を出し合って建設したもので、単なる観光名所ではなく、村の歴史と人々の想いが詰まった橋でもあります 。一度に渡れるのは20人まで 。眼下に広がる十津川(熊野川)の清流と周囲の山々の絶景は圧巻です。
玉置神社(呼ばれし者のみが訪れる天空のパワースポット)
玉置山の山頂近く、標高約1000メートルに鎮座する古社 。熊野三山の奥の宮と称され 、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つです 。境内には樹齢三千年といわれる神代杉をはじめとする杉の巨樹群が生い茂り 、荘厳な雰囲気に包まれています。アクセスは山道で運転に注意が必要ですが 、その困難さが「神様に呼ばれないと辿り着けない」という神秘性を高めています 。
熊野古道 小辺路(世界遺産の石畳と”天空の郷”果無集落)
高野山と熊野本宮大社を結ぶ、世界遺産の巡礼路「熊野古道 小辺路」が十津川村を通過します 。果無峠(はてなしとうげ)や伯母子岳(おばこだけ)といった険しい峠越えを含む本格的な山道で、十分な装備と体力が必要です 。 特に「果無集落(はてなししゅうらく)」は、小辺路沿いに位置し、「天空の郷」とも呼ばれる美しい集落です 。昔ながらの日本の農村風景が広がり、訪れる人々を魅了します。
瀞峡(ウォータージェット船で巡る神秘の渓谷美)
奈良・三重・和歌山の三県にまたがる国指定特別名勝の大峡谷 。切り立つ断崖、コバルトブルーの川水、奇岩が織りなす景観は圧巻です。 かつては志古発着のウォータージェット船が親しまれていましたが、熊野観光開発株式会社のウォータージェット船事業は2025年4月10日をもって廃止されました 。 現在は、十津川村側からは田戸発着の「川舟観光かわせみ」による川舟での遊覧が予約制で楽しめます 。より間近に瀞峡の自然を感じられる静かで親密な体験ができます。 三重県側からはホテル瀞流荘発の船も運航されています 。
道の駅 十津川郷(休憩・食事・お土産の万能拠点)

十津川村役場の隣にあり、観光の拠点として便利な施設です 。 1階には特産品コーナーがあり、柚べしやきのこ、木工品、北海道新十津川町の商品などが並びます 。2階には手打ちそばが味わえる「そば処 行仙」、地下1階には昔の民具などを展示する「むかし館」があります 。無料の足湯も併設されており、ドライブの疲れを癒すのに最適です 。
豊かな自然の恵みをいただく!十津川必食グルメ
十津川村を訪れたら、ぜひ味わってほしい絶品グルメをご紹介します。
- ランチの定番:名物「めはり寿司」
- 高菜の漬物でご飯を包んだ大きなおにぎり 。元々は山仕事の携行食として親しまれ、その大きさと美味しさから「目を張るようにして食べる」ことから名付けられたと言われています 。素朴ながらも味わい深い一品です。
- 提供店:道の駅 十津川郷 、コミュニケーションストアふくおか 、その他村内各所の食堂やお土産店 。
- 川の幸:清流で育った「鮎の塩焼き」
- 十津川の清流で育った鮎は、夏から秋にかけて旬を迎えます 。特に天然鮎はスイカのような香りがするとも言われ、塩焼きでシンプルに味わうのが一番です 。
- 提供店:村内の旅館、民宿、食堂などで味わえます 。吉本屋(夏におすすめ)、神湯荘(特別プランあり) など。
- 山の恵み:本格「ジビエ料理」
- 鹿肉や猪肉を使ったジビエ料理も十津川村の味覚の一つ 。高タンパク低カロリーで栄養価も高く、適切に処理されたジビエは臭みがなく美味です 。
- 提供店:ホテル昴 レストラン石楠花 、湖泉閣吉乃屋 、会員制ジビエ専門店「まると」(キッチンカーも展開) など。奈良市には「じびえ井田」という十津川じびえ塾から仕入れたジビエを提供する店もあります 。
- お土産に:香り高い郷土菓子「ゆうべし」
- 柚子をくり抜き、味噌や胡桃、胡麻などを詰めて乾燥させた保存食 。独特の風味があり、お茶請けやお酒のお供にぴったりです。
- 販売場所:道の駅 十津川郷、ホテル昴売店、コミュニケーションストアふくおか、スーパーヤマイチなど 。
【一番の不安を解消】十津川村へのアクセス徹底ガイド
「遠い」というイメージのある十津川村ですが、アクセス方法をしっかり把握すれば大丈夫。ここでは、車と公共交通機関それぞれのアクセス方法を詳しく解説します。
車で行く(大阪・奈良市内からのルート、所要時間、運転の注意点)
- 主なルートと所要時間:
- 大阪市内・奈良市内からは、国道168号線を利用するのが一般的です 。所要時間は約2~3時間です 。
- 南紀白浜空港からは約1時間半です 。
- 運転の注意点:
- 国道168号線は改良が進んでいますが、一部区間や村内の道は道幅が狭く、カーブが多い場所があります 。対向車に注意し、慎重な運転を心がけましょう。
- 特に玉置神社へ向かう道は山道で、運転に慣れていない方には難易度が高い場合があります 。
- 冬季(12月~3月頃)は、天辻峠など標高の高い場所で積雪や路面凍結の可能性があります 。スタッドレスタイヤの装着が強く推奨され、チェーンが必要な場合もあります 。一部林道は冬季閉鎖されます 。
- 雨量が多い時期は、土砂崩れによる通行止めが発生することもあります 。
公共交通機関で行く(八木新宮線バスの時刻表・料金・乗りこなし術)
- 八木新宮特急バス:近鉄大和八木駅(奈良県橿原市)とJR新宮駅(和歌山県新宮市)を結ぶ、日本最長の路線バスです 。十津川村内を経由します。
- 時刻表:大和八木駅発は1日3便(2022年3月現在 9:15、11:38、13:38発など)。新宮駅発も同様に数便運行。事前に奈良交通の公式サイトで最新の時刻表をご確認ください。
- 所要時間:大和八木駅から十津川温泉バス停まで約4時間~4時間半 。全線走破には約6時間半かかります 。
- 料金:大和八木駅から十津川温泉まで大人片道3,950円、ホテル昴まで4,000円(2025年5月現在)。乗車区間によって運賃は異なります。
- 乗りこなし術:
- 長時間の乗車になるため、飲み物や軽食を持参すると良いでしょう 。
- トイレ休憩は主要なバス停(谷瀬の吊り橋など)で設けられています 。
- 車窓からの景色は素晴らしく、特にダム湖沿いの区間は見どころです 。
- 途中下車して観光を楽しむのもおすすめです。谷瀬の吊り橋(上野地バス停)では20分間の休憩停車があります 。
- 村内の移動には、村営バスも利用できます 。
【必須】道路状況がわかるライブカメラ&通行止め情報リンク集
十津川村へのドライブ前には、必ず道路状況を確認しましょう。
- 十津川村役場公式サイト:
- ライブカメラ:村内各所の現在の道路状況を映像で確認できます 。天辻峠の映像は奈良県公式サイトへのリンクです 。
- URL:
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/livecamera/
- URL:
- 道路情報:村道や国道・県道の通行止め、工事規制、冬季閉鎖、災害時の交通情報などが掲載されています 。
- URL:
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/road_information/
- URL:
- ライブカメラ:村内各所の現在の道路状況を映像で確認できます 。天辻峠の映像は奈良県公式サイトへのリンクです 。
- 奈良県道路規制情報:奈良県内の国県道の規制情報が確認できます。
- URL: 【不明】(「奈良県道路規制情報」で検索してください)
- 玉置神社公式サイト 道路情報:玉置神社へ向かう際の道路状況が掲載されていることがあります 。
- URL:
http://www.tamakijinja.or.jp/
(サイト内の道路情報ページをご確認ください)
- URL:
十津川観光の「?」に答えるFAQ(よくある質問)
十津川村観光に関するよくある質問にお答えします。
- Q. 村内の運転は大変?道は狭いですか?
- A. 国道168号線など主要な道路は整備されていますが、一部の村道や観光地へ向かう道(特に玉置神社周辺など)は道幅が狭く、カーブが多い箇所があります 。運転に不慣れな方や大きな車の場合は特に注意が必要です。対向車とのすれ違いが困難な場所もあるため、譲り合いの精神で安全運転を心がけてください。事前にルートや道路状況を確認しておくことをお勧めします。
- Q. 冬の観光は可能?スタッドレスタイヤは必要?
- A. 冬季も観光は可能ですが、12月から3月頃までは積雪や路面凍結の可能性があります 。特に天辻峠などの標高の高い場所や日陰では注意が必要です。スタッドレスタイヤの装着は必須と考え、状況によってはタイヤチェーンも準備しておくと安心です 。一部林道は冬季閉鎖されます 。ライブカメラなどで道路状況を確認し、無理のない計画を立てましょう。
- Q. コンビニやガソリンスタンドはありますか?
- A. コンビニエンスストア:24時間営業の大手チェーン店は村内には少ないか、ほぼありません 。道の駅十津川郷内にヤマザキYショップがあります 。上野地石油店に小規模なコンビニコーナーが併設されているとの情報もあります 。地元の商店(コミュニケーションストアふくおか等 )を利用することになりますが、品揃えや営業時間は限られます。必要なものは事前に購入しておくか、計画的に調達しましょう。
- ガソリンスタンド:村内には複数のガソリンスタンドがあります(折立SS、十津川温泉SS、十津川SS、上野地SSなど)。ただし、営業時間が都市部より短い場合があるため、早めの給油を心がけましょう。
- Q. 携帯電話の電波は通じますか?
- A. 山間部が多いため、携帯電話の電波が届きにくい場所や圏外エリアがあります 。特に熊野古道小辺路などの山中では注意が必要です 。NTTドコモの電波が比較的入りやすいとされていますが 、auやソフトバンクもエリア整備を進めています 。宿泊施設などではWi-Fiが提供されている場合もあります 。事前に地図や情報をダウンロードしておくことをお勧めします。
まとめ:さあ、心解き放つ旅へ。十津川村があなたを待っている
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。十津川村の魅力、少しは伝わりましたでしょうか?
十津川観光を最高に楽しむための3つのポイント(おさらい)
- 「不便さ」を「豊かさ」と捉える:アクセスが良いとは言えないかもしれませんが、だからこそ手つかずの自然や静寂が保たれています。日常から離れ、ゆったりとした時の流れに身を任せましょう。
- 源泉かけ流しの温泉を心ゆくまで堪能する:日本初の「源泉かけ流し宣言」の村。泉質の異なる3つの温泉郷を巡り、本物の温泉力で心身ともにリフレッシュしてください。
- 自然・歴史・文化に敬意を払う:世界遺産の古道、神聖な神社、そしてそこに暮らす人々の営み。豊かな自然とともに育まれた歴史と文化を感じ、敬意を持って旅を楽しみましょう。
旅の準備チェックリスト(服装、持ち物など)
- 服装:
- 山間部なので、夏でも朝晩は冷え込むことがあります。羽織るものがあると便利です。
- 歩きやすい靴(スニーカー、トレッキングシューズなど)。特に古道歩きや神社参拝では必須です。
- 雨具(折りたたみ傘やレインウェア)。山の天気は変わりやすいです。
- 持ち物:
- 現金(ATMが少ないため、ある程度用意しておくと安心です)。
- 健康保険証。
- 常備薬。
- 虫除けスプレー(特に夏場)。
- 日焼け止め、帽子(日差し対策)。
- カメラ(美しい景色を記録しましょう)。
- モバイルバッテリー(電波の届きにくい場所では電池の消耗が早いことがあります)。
- 運転免許証(レンタカーやマイカーの場合)。
- 温泉グッズ(タオルなど。日帰り湯でも販売やレンタルはありますが、持参すると便利です)。
- 熊鈴(熊野古道など山道を歩く場合)。
この記事が、あなたの十津川村への旅をより豊かで楽しいものにするための一助となれば幸いです。さあ、心解き放つ旅へ。十津川村が、あなたを温かく迎えてくれることでしょう。
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