奈良には、歴史あるお寺や自然とともに、梅雨を彩る紫陽花の名所が数多くあります。この記事では、2025年の初夏に見頃を迎えるおすすめスポットを厳選して紹介。混雑を避けたい方に嬉しい穴場やエリア別の特徴も網羅しました!
長谷寺





アクセス: 近鉄長谷寺駅から徒歩約15分
開門時間:8:30~17:00(季節によって変動あり)
拝観料:大人500円、中学生300円、小学生100円
長谷寺(はせでら)は、奈良県桜井市に位置する真言宗豊山派の総本山であり、「花の御寺」として知られています。
長谷寺のアジサイの見所は?


- 本堂への参道:
- 長谷寺の本堂へと続く参道は、両側に色とりどりのアジサイが咲き誇り、訪れる人々を歓迎します。青や紫、ピンクなど多様な色のアジサイが参道を彩っています。
- 五重塔周辺
- 五重塔周辺の道側面にも紫陽花が咲いています。塔を背景に咲き誇るアジサイは、日本の美しい初夏の風景として抜群の写真撮影もできそうですね。
岡寺

アクセス: 近鉄吉野線「飛鳥駅」からバスで「岡寺前」下車、徒歩約10分
時期:6月中旬から7月中旬
開門時間:8:30~17:00
拝観料:大人(大学生以上)400円、高校生300円、中学生200円
奈良県の明日香村に位置する岡寺は、正式名称は「龍蓋寺(りゅうがいじ)」といい、日本三大仏の一つとして有名です。岡寺は日本最古の厄除け寺として知られ、歴史と伝統に彩られた場所です。特に梅雨の時期には、美しい紫陽花に境内が彩られます。
岡寺の紫陽花
岡寺の紫陽花は、寺院の静かな雰囲気と美しい花々が見事に調和しており、梅雨の時期には約3000株の紫陽花が境内を埋め尽くします。紫陽花の色合いは、青や紫、ピンクと多彩で、訪れる人々に季節の移ろいを感じさせてくれます。長谷寺とおなじように階段に多くの紫陽花が咲いているので写真映えもする絶景スポットです。
見どころ
- 本堂周辺:
- 本堂の周りには多くの紫陽花が植えられています。
- 参道:
- 参道の両側にも紫陽花が咲き誇り、訪れる人々を歓迎します。雨に濡れた紫陽花がしっとりとした美しさを見せる参道は、散策に最適です。
- 庭園:
- 岡寺の庭園も紫陽花の名所です。手入れの行き届いた庭園に咲く紫陽花は、落ち着いた雰囲気の中で楽しむことができます。
般若寺



10種200株の紫陽花が境内を取り囲みます。また、早咲きのコスモスも同時に楽しむことができますし、紫陽花をガラス瓶に入れて並べられていたりとオシャレな紫陽花スポットを探している人にはおすすめです。
東大寺など奈良公園を訪れる際に合わせて寄れるくらいの距離(東大寺から徒歩20分程度)に位置しており、周辺には旧奈良監獄や植村牧場などの観光スポットもあります。
アクセス: JR・近鉄 奈良駅
奈良阪・青山住宅行バス12分「般若寺」下車 徒歩3分
花時期:5月中頃〜7月中頃
開門時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
拝観料:大人700円、中高生300円、小学生200円
矢田寺

アクセス: 近鉄郡山駅より、奈良交通バス「矢田寺」行き
JR大和小泉駅より「近鉄郡山駅」行きバスに乗車、「横山口」で下車
園時期:令和6年 5月25日(土)〜6月30日(日)
開門時間:8:30~17:00
拝観料:大人700円、小学生300円(障害者割引あり)
矢田寺の紫陽花
矢田寺(やたでら)は、奈良県大和郡山市に位置する高野山真言宗の寺院で、「紫陽花寺」としても広く知られています。60種 約1万株の紫陽花が植えられており、梅雨の時期には境内が色とりどりの花々で彩られ、多くの観光客が訪れます。
矢田寺について
矢田寺は、大化の改新の翌年、646年に創建されたとされる歴史ある寺院です。創建者は僧行基(ぎょうき)で、奈良時代に多くの寺院や公共施設を建立したことで知られています。矢田寺は、特に矢田山と呼ばれる山の中腹に位置し、四季折々の自然が美しい場所です。
寺院の本尊は十一面観音菩薩で、これが矢田寺の信仰の中心です。また、境内には多くの堂宇があり、特に金堂や五重塔が見どころです。
見どころ


- 境内全体:境内をずっと見ながら多様な紫陽花が見事で、散策しながら様々な種類の花を楽しむことができます。
- 展望台: 展望台からは、一面の紫陽花とともに奈良盆地の風景を一望できます。
馬見丘陵公園




アクセス: 近鉄田原本線池部駅より徒歩2分(緑道北口)、近鉄大阪線五位堂駅より奈良交通バス43系統20分、馬見丘陵公園停下車すぐ | 駐車場無料
花時期:6月上旬~7月中旬
開門時間:8:30~17:00
入場料:無料
馬見丘陵公園は奈良県営の公園で、一年を通して様々な花を見ることができるスポットです。紫陽花は6月上旬から7月中旬にかけて、約4000株を見ることができます。
奈良県の公式サイトから、公園の開花情報(下のリンクは2024年6月)を参考にしながら訪れるのがおすすめです。
https://www.pref.nara.jp/36246.htm
久米寺
アクセス: 近鉄 橿原神宮前駅 徒歩5分 | 駐車場無料(10台)
花時期:6月初旬~7月初旬(あじさい祈願:2025年6月15日(日))
開門時間:09:00~16:45
入園料:大人400円、小人200円
橿原市の久米寺では毎年6月第3日曜日に『あじさい祈願』が行われます。
境内いっぱいに咲くあじさいが一般公開(有料)され、新種のあじさいも楽しむことができます。
また、周辺には橿原神宮などがありますので、併せて訪れることができます。
大和文華館

アクセス: 近鉄奈良線「学園前」駅下車徒歩約7分
花時期: 6月上旬から6月下旬
開門時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
一般630円、高校・大学生420円、小学・中学生無料
〈特別展〉
一般950円、高校・大学生730円、小学・中学生無料
奈良市にある大和文華館は、日本庭園と美術館が融合した場所で、紫陽花の名所としても知られています。こちらは先程ご紹介した場所と比べて規模は大きくないですが、多くの紫陽花が庭園内を彩ります。
見どころ
- 日本庭園: 美しい日本庭園内には紫陽花が咲き、ゆったりとした時間を過ごすことができそうです。
- 美術館を楽しんだ後に: 美術館を訪れるついでに、庭園の紫陽花も楽しむことができます。
特に池に面した斜面では、あじさいとガクアジサイの競演を楽しむことができるようです。また、本館へ向かう通路沿いでは、アガパンサスが咲くということで紫陽花以外の花も楽しむことができそうです。

奈良の紫陽花スポット 2025 まとめ
奈良県には、歴史あるお寺や自然と調和した紫陽花スポットが数多く存在します。この記事でご紹介した名所や穴場は、2025年も美しい花々で訪れる人々を魅了するはずです。定番から知る人ぞ知る場所まで、ぜひ自分だけのお気に入りを見つけてください。
見頃の時期やアクセスも事前にチェックして、奈良の紫陽花めぐりを最高の一日に。紫陽花が咲き誇る奈良で、特別な初夏の時間をお楽しみください。
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