奈良県は、歴史的な寺院や美しい自然が豊富な地域として知られています。 梅雨の時期には、多くの寺院や公園で紫陽花(アジサイ)が咲く誇り、その美しさが訪れる人々を魅了しますこの記事では、奈良県内で特におすすめの紫陽花の名所とその見ごろ・時期について詳しくご紹介します。
1. 長谷寺
長谷寺(はせでら)は、奈良県桜井市に位置する真言宗豊山派の総本山であり、「花の御寺」として知られています。6月から7月にかけて、境内には3000株以上の紫陽花が咲き誇り、その景観は圧巻です。
奈良県桜井市にある長谷寺は、真言宗豊山派の総本山であり、美しい花々が咲き誇る「花の御寺」として知られています。特に6月から7月にかけての梅雨の時期には、境内を彩るアジサイが訪れる人々を魅了します。
ちなみに、上の写真は2023年の7月2日に撮影したものになります。
長谷寺のアジサイの見所は?
- 本堂への参道:
- 長谷寺の本堂へと続く参道は、両側に色とりどりのアジサイが咲き誇り、訪れる人々を歓迎します。青や紫、ピンクなど多様な色のアジサイが参道を彩っています。
- 五重塔周辺
- 五重塔周辺の道側面にも紫陽花が咲いています。塔を背景に咲き誇るアジサイは、日本の美しい初夏の風景として抜群の写真撮影もできそうですね。
訪問情報
- 所在地: 奈良県桜井市初瀬731-1
- アクセス: 近鉄長谷寺駅から徒歩約15分
- 開門時間:8:30~17:00(季節によって変動あり)
- 拝観料:大人500円、中学生300円、小学生100円
岡寺
奈良県の明日香村に位置する岡寺は、正式名称は「龍蓋寺(りゅうがいじ)」といい、日本三大仏の一つとして有名です。岡寺は日本最古の厄除け寺として知られ、歴史と伝統に彩られた場所です。特に梅雨の時期には、美しい紫陽花に境内が彩られます。
岡寺の紫陽花
岡寺の紫陽花は、寺院の静かな雰囲気と美しい花々が見事に調和しており、梅雨の時期には約3000株の紫陽花が境内を埋め尽くします。紫陽花の色合いは、青や紫、ピンクと多彩で、訪れる人々に季節の移ろいを感じさせてくれます。長谷寺とおなじように階段に多くの紫陽花が咲いているので写真映えもする絶景スポットです。
見どころ
- 本堂周辺:
- 本堂の周りには多くの紫陽花が植えられています。
- 参道:
- 参道の両側にも紫陽花が咲き誇り、訪れる人々を歓迎します。雨に濡れた紫陽花がしっとりとした美しさを見せる参道は、散策に最適です。
- 庭園:
- 岡寺の庭園も紫陽花の名所です。手入れの行き届いた庭園に咲く紫陽花は、落ち着いた雰囲気の中で楽しむことができます。
開園時期・料金
- 時期: 6月中旬から7月中旬
- 開門時間: 8:30~17:00
- 拝観料: 大人(大学生以上)400円、高校生300円、中学生200円
アクセス
- 所在地: 奈良県高市郡明日香村岡806
- アクセス: 近鉄吉野線「飛鳥駅」からバスで「岡寺前」下車、徒歩約10分
2. 矢田寺
矢田寺の紫陽花
矢田寺(やたでら)は、奈良県大和郡山市に位置する高野山真言宗の寺院で、「紫陽花寺」としても広く知られています。60種 約1万株の紫陽花が植えられており、梅雨の時期には境内が色とりどりの花々で彩られ、多くの観光客が訪れます。
矢田寺について
矢田寺は、大化の改新の翌年、646年に創建されたとされる歴史ある寺院です。創建者は僧行基(ぎょうき)で、奈良時代に多くの寺院や公共施設を建立したことで知られています。矢田寺は、特に矢田山と呼ばれる山の中腹に位置し、四季折々の自然が美しい場所です。
寺院の本尊は十一面観音菩薩で、これが矢田寺の信仰の中心です。また、境内には多くの堂宇があり、特に金堂や五重塔が見どころです。
見どころ
- 境内全体:境内をずっと見ながら多様な紫陽花が見事で、散策しながら様々な種類の花を楽しむことができます。
- 展望台: 展望台からは、一面の紫陽花とともに奈良盆地の風景を一望できます。
開園時期・料金
- 開園時期 : 令和6年 5月25日(土)〜6月30日(日)
- 入山料 : 大人700円、小学生300円(障害者割引あり
アクセス
住所 : 奈良県大和郡山市矢田町3506
- 近鉄郡山駅より、奈良交通バス「矢田寺」行き
- JR大和小泉駅より、奈良交通バス「近鉄郡山駅」行きバスに乗車し、途中「横山口」で下車
3. 大和文華館
奈良市にある大和文華館は、日本庭園と美術館が融合した場所で、紫陽花の名所としても知られています。こちらは先程ご紹介した場所と比べて規模は大きくないですが、多くの紫陽花が庭園内を彩ります。
見どころ
- 日本庭園: 美しい日本庭園内には紫陽花が咲き、ゆったりとした時間を過ごすことができそうです。
- 美術館を楽しんだ後に: 美術館を訪れるついでに、庭園の紫陽花も楽しむことができます。
特に池に面した斜面では、あじさいとガクアジサイの競演を楽しむことができるようです。また、本館へ向かう通路沿いでは、アガパンサスが咲くということで紫陽花以外の花も楽しむことができそうです。
見頃
- 時期: 6月上旬から6月下旬
アクセス
住所 : 奈良市学園南1丁目11番6号
最寄り駅 : 学園前駅(徒歩約7分)
料金
〈平常展・特別企画展〉 大人630円、高校・大学生420円、小・中学生無料〈特別展〉 大人950円、高校・大学生730円、小・中学生無料
4. 春日大社万葉植物園
奈良市の春日大社に隣接する万葉植物園は、日本最古の歌集『万葉集』に詠まれた植物を中心に展示している植物園です。6月から7月にかけては、多くの紫陽花が美しく咲き誇ります。
見どころ
万葉植物園の中にある「藤の園」周辺一帯にはたくさんの紫陽花が植えられています。クレナイや大虹、ガクアジサイなど様々な種類を楽しむことが出来ます。
見頃
- 時期:6月中旬から7月上旬
- 開演時間 : 9:00〜16:30(入園は16:00まで)
料金
- 大人/500円
- 小人/200円
- 団体大人/400円 (20名から)
アクセス
- 正門 : 「春日大社表参道」バス停下車、参道を東へ徒歩3分
- 東門 : 「春日大社本殿」バス停下車すぐ(駐車場内)*東門は4・5月開門します。
5. 円成寺
奈良市の北部に位置する円成寺(えんじょうじ)は、静かな山中にある古刹で、美しい庭園とともに紫陽花を楽しむことができます。
見どころ
- 庭園: 手入れの行き届いた庭園に咲く紫陽花からは落ち着いた雰囲気を味わうことが出来そうです。
- 歴史的建造物: 庭園とともに歴史的な建築物 寺院も魅力的です。
見頃
- 時期:6月中旬から7月上旬
奈良の紫陽花 2024 まとめ
奈良県は、歴史と美しい自然が魅力的で、 梅雨の時期には各地で咲き誇る紫陽花を楽しむことが出来ます。
ぜひこれらの名所を訪れ、美しい紫陽花を楽しんでください。各寺院公園での紫陽花の見頃は6月中旬から7月中旬が中心ですが、具体的な開花状況については公式サイトなどで確認することをおすすめします。
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