龍王ヶ淵の魅力と周辺の観光地11選!歴史ある神社や滝、閉鎖情報などを紹介。

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標高約530メートルの山中にひっそりと水をたたえるこの自然池は、古くから龍神が棲み、天女が舞い降りたという伝説が残る神聖な場所です 。風のない晴れた日には、周囲の木々や空が水面に見事に映り込み、「水鏡」とも称される絶景が現れます 。池の奥には豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀る堀越神社があり、神秘的な雰囲気を一層高めています 。  

この静寂と神秘に包まれた龍王ヶ淵から一歩足を踏み出すと、さらに多様な宇陀の魅力が広がっているのです。

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室生寺
室生龍穴神社と吉祥龍穴
大野寺
宇太水分神社
室生山上公園芸術の森
桜の名所│又兵衛桜
大和富士「額井岳」
龍鎮の滝(龍鎮渓谷)
宇陀松山地区
道の駅 宇陀路室生
目次

神社仏閣などの観光地

女人高野 室生寺:国宝と四季折々の花の寺

龍王ヶ淵からほど近い室生寺は、真言宗室生寺派の大本山であり、古くは女人禁制であった高野山に対し、女性の参詣を許したことから「女人高野」として親しまれてきました 。奈良時代末期、興福寺の僧・賢憬(けんけい)によって開かれたと伝えられ、山岳寺院特有の厳かな雰囲気が漂います 。  

龍王ヶ渕からは車で20分ほどの距離にあります。公共交通機関はありません。

拝観情報
  • 拝観時間: 8:30~17:00(12月1日~3月31日は9:00~16:00)。寳物殿は別途時間設定あり 。  
  • 拝観料: 大人600円、小人400円(寳物殿は別途400円)。  
  • アクセス: 近鉄室生口大野駅から奈良交通バス「室生寺」行きで終点下車、徒歩5分 。  
  • 駐車場: 有料駐車場あり(例:100台、60分500円、以降30分毎200円など)。  
  • 公式サイト: http://www.murouji.or.jp/  
室生寺についてもっと知る

見どころと文化財

室生寺の魅力は、何といってもその豊かな自然と調和した伽藍配置、そして数多くの国宝・重要文化財です。

  • 国宝建造物
    • 金堂: 平安時代前期の建立で、堂内には国宝の釈迦如来立像(本来は薬師如来として造立)や十一面観音立像などが安置されています 。特に板光背は平安時代の絵画資料としても貴重です 。  
    • 本堂(灌頂堂): 鎌倉時代の建築で、密教儀式である灌頂が行われる重要な堂宇です 。  
    • 五重塔: 屋外に立つ五重塔としては日本最小(高さ約16.1m)とされ、その均整の取れた美しい姿は室生寺の象徴です 。平成10年の台風で大きな被害を受けましたが、修復され再び優美な姿を見せています 。  
  • 国宝仏像
    • 木造釈迦如来立像(金堂安置): 平安時代前期の作。カヤ材の一木造りで、量感豊かな体躯と穏やかな表情が特徴です 。  
    • 木造十一面観音立像(元金堂安置、現寶物殿): 平安時代前期の作。流麗な衣文と優美な立ち姿が印象的です 。  
    • 木造釈迦如来坐像(元弥勒堂安置、現寶物殿): 平安時代前期の作。全面に翻波式衣文を施した珍しい作例です 。  
  • その他重要文化財: 弥勒堂、御影堂、木造弥勒菩薩立像(弥勒堂本尊)、木造如意輪観音坐像(本堂本尊)など、数多くの貴重な文化財が所蔵されています 。  

四季の彩り

室生寺は「花の御寺」としても知られ、四季折々の美しい景観が楽しめます。

  • シャクナゲ: 4月中旬から5月中旬にかけて、約3000株のシャクナゲが鎧坂や五重塔周辺を彩ります 。  
  • 紅葉: 11月中旬から12月上旬には、カエデなどが色づき、国宝の堂塔を錦秋に染め上げます 。紅葉時期にはライトアップも行われます 。  

室生龍穴神社と吉祥龍穴│龍神伝説のパワースポット

室生寺の東、室生川を遡った場所に鎮座する室生龍穴神社は、水の神、龍神である高龗神(たかおかみのかみ)を祀る古社です 。平安時代には朝廷から雨乞いの使者が遣わされたと伝えられ、古来より雨乞いの神として篤い信仰を集めてきました 。  

神社の背後の渓谷には、龍神が棲むと伝えられる「妙吉祥龍穴(みょうきっしょうりゅうけつ)」と呼ばれる岩窟があり、日本三大龍穴の一つで、唯一実際に見ることができる場所とされています 。この一帯は古代から神が鎮座する場所「磐境(いわさか)」とされ、厳粛で神秘的な雰囲気に包まれています 。  

龍王ヶ渕からは車で20分ほどの距離にあります。公共交通機関はありません。

拝観情報
  • 拝観時間: 境内自由 (特に定められた時間はないようです)    
  • 拝観料: 無料
  • アクセス
    • 近鉄室生口大野駅より奈良交通バス「室生龍穴神社」バス停下車、徒歩1分  
    • 室生寺から東へ、室生川を1kmほど上った所に位置します 。    
  • 駐車場
    • 神社境内前に無料駐車場あり(約20台 または約30台 )  
    • 吉祥龍穴入口付近にも駐車可能なスペースがあるようですが、台数は少ないようです(約5台 )

大野寺:宇陀川沿いの古刹と弥勒磨崖仏

近鉄室生口大野駅から徒歩約5分というアクセスの良い場所に位置する大野寺は、真言宗室生寺派の寺院です 。白鳳9年(681年)に役小角(えんのおづぬ)が開基したとも伝えられています 。  

拝観情報
  • 拝観時間: 8:00~17:00(冬期は9:00~16:00)
  • 拝観料: 大人300円、高校生以下無料
  • 駐車場: 無料駐車場あり(約10台、桜まつり期間中は臨時駐車場設置)
  • 連絡先: 0745-92-2220
大野寺についてもっと知る

大野寺の見どころ

弥勒磨崖仏

大野寺の最も有名な見どころは、宇陀川の対岸にある高さ約11.5メートル(資料により13.8m や約14m とも)の巨大な弥勒磨崖仏です 。これは鎌倉時代に後鳥羽上皇の勅願により、京都の笠置寺の磨崖仏を模して造立されたと言われています 。

しだれ桜

春には、境内に植えられた樹齢約300年と言われる小糸枝垂れ桜や紅枝垂れ桜が見事に咲き誇り、弥勒磨崖仏との美しいコントラストを見せます 。ただし、小糸しだれ桜は現在養生中とのことです 。桜まつり期間中はライトアップも行われます 。  

身代わり地蔵

本堂には、重要文化財の地蔵菩薩立像が安置されており、「身代わり地蔵」として親しまれています。無実の娘を火あぶりの刑から救ったという伝説が残っています 。  

宇太水分神社:国宝本殿と水の信仰

宇陀市菟田野(うたの)地区に鎮座する宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)は、水の配分を司る神を祀る古社です 。創建は崇神天皇の時代と伝えられ、延喜式にもその名が記されている由緒ある神社です 。  

拝観情報
  • 拝観時間: 自由 。  
  • 拝観料: 無料(瑞垣内特別拝観は別途有料:個人500円、要予約推奨)。  
  • アクセス: 近鉄榛原駅から菟田野方面行きバス「古市場水分神社前」下車、徒歩3分 。  
  • 駐車場: 普通車10台(無料)。  
  • 公式サイト: https://udanomikumari.sakura.ne.jp/  
宇太水分神社をもっと知る

見どころ

  • 国宝本殿: 鎌倉時代に建てられた本殿3棟は、一間社隅木入春日造(いっけんしゃすみぎいりかすがづくり)という様式で、速秋津比古神(はやあきつひこのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)、国水分神(くにのみくまりのかみ)の水分三座を祀っています 。3棟とも同じ大きさと形で並び立つ姿は壮観です。室町時代の永享6年(1434年)に再建されたとの記録もあります 。  
  • 境内社: 本殿に向かって右側には、室町時代中期の末社春日神社本殿(重要文化財)と室町時代末期の末社宗像神社本殿(重要文化財)が並んでいます 。  
  • 頼朝杉・薬の井: 境内には源頼朝が幼少の頃に苗を植えたとされる杉「頼朝杉」や、服薬の際にその水を用いると良いとされる「薬の井」があります 。  

宇太水分神社は、古来からの水の信仰と美しい建築様式を今に伝える、歴史好きには見逃せないスポットです。

自然とアートの調和│宇陀のユニークな体験スポット

龍王ヶ淵周辺は、歴史的な名所だけでなく、自然とアートが融合したユニークな体験ができる場所や、四季折々の美しい自然景観も魅力です。

室生山上公園芸術の森

室生寺の奥、室生の雄大な自然景観を取り込むように設計された「室生山上公園芸術の森」は、イスラエル出身の世界的彫刻家ダニ・カラヴァン氏(1930-2021)が監修した野外ミュージアムです 。約7.8ヘクタールの広大な敷地に、地形を活かしたモニュメントが点在し、公園全体がひとつの風景彫刻となっています 。地すべり対策の公共工事と環境アートを融合させるというユニークな試みから生まれました 。  

訪問情報
  • 開園時間: 4月~10月は10:00~17:00、3月・11月・12月は10:00~16:00(入園は閉園30分前まで)。  
  • 休園日: 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~2月末日 。天候による臨時休園あり。  
  • 観覧料: 大人410円、高校生200円、中学生以下無料 。  
  • アクセス: 近鉄室生口大野駅からバスで「室生寺」下車、徒歩約1km(約20分)。室生寺からは車で約5分 。  
  • 駐車場: 北ゲート53台、南ゲート50台(南は土日祝のみ)。  
  • 公式サイト: 宇陀市公式サイト内 https://www.city.uda.nara.jp/soshiki/30/3665.html  
  • 所要時間目安: 園内は南北に約700mあり、通常1時間~1時間半ほどで散策できます 。  
室生山上公園芸術の森をもっと知る

主要作品と見どころ

園内には、自然と対話し、光や風を感じられるよう配置された作品群が訪れる人々を魅了します。

  • 太陽の道・太陽のゲート・太陽の塔: 公園の軸線を視覚化し、太陽の動きを表現する作品群。太陽の塔はコールテン鋼製で、スリットから差し込む光が日時計の役割を果たします 。  
  • 螺旋の水路: SNSでも人気のフォトジェニックなスポット。渦巻状の水路が印象的です 。  
  • 螺旋の竹林: 竹林の中を巡る道が、静謐な空間へと誘います 。  
  • アースワーク(波形の土盛、棚田の再現): 大地の起伏を活かしたダイナミックな造形です 。  
  • 湖に浮かぶ島々(ステージの島、ピラミッドの島、鳥のための島): 南側エントランスから見えるこれらの島々は、それぞれ異なるテーマを持っています 。  
  • 森の中の遊歩道: 苔むした美しい森を散策できます 。  

桜の名所│又兵衛桜(本郷の瀧桜)

宇陀市大宇陀本郷にある「又兵衛桜(またべえざくら)」は、樹齢300年ともいわれる見事な一本桜(シダレザクラ)です 。大坂の陣で活躍した戦国武将・後藤又兵衛の屋敷跡にあることからこの名で親しまれ、「本郷の瀧桜」とも呼ばれます 。 高さ約13m、幹周約3mを超える巨木で、瀧のように咲き誇る姿は圧巻です 。周辺には桃の木も植えられ、開花時期には辺り一面がピンク色に染まります。

訪問情報
  • 見頃: 例年3月下旬から4月上旬 。(2025年の見頃は4月上旬)
  • イベント: 見頃の時期には「又兵衛桜まつり」が開催され、特産品の販売などで賑わいます 。ライトアップも例年実施されています  
  • 料金: 入場無料(桜周辺整備協力金として1人100円の協力依頼あり)  
  • アクセス: 近鉄榛原駅から奈良交通バス「大宇陀」行き乗車、終点「大宇陀高校」下車徒歩約20分 。自動車は名阪国道針ICから約45分、シーズン中は大変混雑し交通整理が行われます
  • 駐車場: シーズン中のみ有料駐車場あり(約500台、500円~)  

清涼感あふれる滝めぐり

宇陀市には、心を癒す美しい滝も点在しています

青葉の滝

室生三本松にあり、階段状の岸壁を滑るように落ちる水が神々しい雰囲気を醸し出しています 。近鉄三本松駅から徒歩約15~20分。青葉寺手前に数台分の無料駐車スペースがあります 。  

龍鎮の滝(龍鎮渓谷)

室生ダム湖の南東、龍鎮橋のそばにある深谷龍鎮渓谷の滝です 。エメラルドグリーンの清流と静寂の森が美しく、龍神が棲むと伝えられる秘境感あふれる場所です 。室生ダム管理事務所の駐車場(公衆トイレ前、6~7台)から徒歩約20分、または近鉄室生口大野駅から徒歩約40分 。渓谷入口付近の路上駐車は道が細いため推奨されていません 。  

大和富士「額井岳」と周辺の自然

龍王ヶ淵が位置する額井岳(ぬかいだけ)は、「大和富士」とも呼ばれる美しい山です 。標高816mほどで、登山コースも整備されています 。  

  • 登山: 龍王ヶ淵駐車場を起点に、山部赤人墓、十八神社を経て額井岳山頂へ至るルートや、戒場山(かいばやま)へ縦走するルートなどがあります 。東榛原自然農園駐車場(無料、トイレ有り)も登山口アクセスに利用できます 。  

北東麓にはスズランの自生地があり 、東海自然歩道も南麓を走っています 。山頂からの展望は木々の成長により限られることもありますが、道中の自然や、宇陀の田園風景の眺めは素晴らしいものです 。  

歴史の薫り漂う町並み│宇陀松山地区を歩く

龍王ヶ淵から車で30分ほどには、江戸時代から昭和初期にかけての面影を色濃く残す美しい町並み「宇陀松山地区」が広がっています。ここは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、歴史散策にぴったりのエリアです 。  

宇陀松山地区についてもっと知る

宇陀松山の歴史と概要

宇陀松山は、戦国時代に秋山氏によって城が築かれ、城下町として発展しました 。その後、豊臣家配下の大名により城と城下が大規模に整備され、宇陀の政治・経済の中心地となりました 。現在の町並みは、宇陀川と城山の間に南北に長く展開し、江戸後期から昭和初期にかけて建てられた町家が軒を連ねています 。格子戸や白壁、うだつ(卯建)のある家々が続き、地区内に流れる川のせせらぎや周囲の山々と調和して、独特の美しい景観を形成しています 。  

主要な見どころと施設

宇陀松山地区には、歴史を感じさせる見どころが点在しています。

  • 森野旧薬園: 江戸時代中期(享保年間)に開設された日本最古の民営薬草園の一つで、約250種類の薬草木が栽培されています 。薬園からは大宇陀の町並みを見渡せます。
    • 開園時間: 9:00~16:30(定休日12/31-1/31、その他不定休)
    • 入園料: 500円
    • 休園日: 不定休
  • 宇陀市歴史文化館「薬の館」(旧細川家住宅): 江戸時代に薬問屋を営んでいた細川家の建物を改修した資料館。薬業で栄えた宇陀松山の歴史や文化を紹介しています 。屋根に取り付けられた薬の名前が書かれた看板は日本最古級と言われています 。
    • 開館時間: 10:00~16:00
    • 休館日: 月・火曜日(祝日の場合は翌日)、12月15日~1月15日
    • 入館料: 大人310円、小中学生150円
  • 松山地区まちづくりセンター「千軒舎」: かつて薬屋・歯科医院として使われていた建物を改修した施設で、観光案内や休憩所として利用できます。
    • 開館時間: 9:00~17:00
    • 休館日: 年末年始(12月29日~1月4日)
    • 料金: 見学無料
  • 松山西口関門(黒門): 宇陀松山城下の大手道にある最初の門で、江戸時代初期の建築とされます 。その色から「黒門」とも呼ばれ、地区のシンボル的な存在です。国の指定文化財 。  
  • 久保本家酒造: 元禄15年(1702年)創業の老舗酒蔵。「初霞(はつがすみ)」などの銘酒で知られています 。カフェも併設されており、発酵ランチなどが楽しめます 。  
  • きみごろも本舗 松月堂: 創業100年余りの老舗和菓子屋。メレンゲを卵黄で包んで焼き上げたふわふわの銘菓「きみごろも」が有名です 。  

宇陀松山散策の楽しみ方

宇陀松山地区は、徒歩での散策がおすすめです。千軒舎で観光マップを入手し(PDFマップもオンラインで入手可能 )、ゆっくりと古い町並みを巡ってみましょう。宇陀川沿いのサイクリングも気持ちが良いでしょう 。  

  • アクセス: 近鉄榛原駅から奈良交通バスで約15分、「大宇陀」バス停下車 。  
  • 駐車場: 「道の駅 宇陀路大宇陀」の駐車場などが利用できます 。  

宇陀松山地区は、ただ古い建物が並んでいるだけでなく、そこに暮らす人々の息遣いや、かつての賑わいが感じられるような温かい雰囲気を持っています。薬草の香りや地酒の風味、そして地元の人々とのふれあいも旅の思い出となるでしょう。この地域は、歴史の深さと現代の暮らしが融合する魅力的な場所であり、訪れる人々にゆったりとした時間と新たな発見ができそうです。

龍王ヶ淵周辺のグルメ

龍王ヶ淵とその周辺を巡る旅は、美しい景色や歴史的な名所だけでなく、地元の味覚や心安らぐ空間も大きな魅力です。散策の合間に立ち寄りたい食事処やカフェ、そして旅の記念になるお土産など、宇陀ならではの楽しみ方をご紹介します。

地元食材を味わう│道の駅とレストラン

道の駅 宇陀路室生

龍王ヶ渕からは車で15分程度(8km)

  • レストラン「青葉の庄」: 地元食材を使ったメニューが豊富。「宇陀川御膳」(天ぷら、自家製胡麻豆腐、うどんなど)や、ヘルシーな「元気玄米茶粥御膳」が人気です 。他にも茶そば御膳、ミニ天丼セット、各種うどん・そば、カレーなどがあります 。モーニングセットも提供(10:00~10:50)。  
  • お土産: 草もち、宇陀せんべい(室生の煎茶、大宇陀の黒豆など6種の味)、相馬しょう油、ブルーベリージャム、畑工房気まま屋トマトジュースなどが人気 。大和当帰を使った商品(飴、入浴剤、ふりかけ、うどん等)も拡充されています。  
  • 施設: 物産売店、農産物直売所「こもれび市場」、情報ターミナルを併設 。  
  • 営業時間: みやげ物売場 9:00~18:00、レストラン 10:00~17:00(水曜定休)、農産物直売所は季節により変動 。    

宿泊施設もあり

早朝が見頃の龍王ヶ渕。のんびり滞在するなら、個性的な宿泊施設も検討してみてはいかがでしょうか。

ささゆり庵(宇陀市室生): 茅葺き屋根の古民家をリノベーションした高級貸別荘 。囲炉裏で伊賀牛のしゃぶしゃぶやステーキ、予約すればミシュラン星付きシェフの和食も楽しめます 。

龍王ヶ渕から車で20分

たまご肌 美人温泉 美榛苑(宇陀市榛原): pH8.9の温泉が自慢の宿泊施設 。無料送迎あり。  

龍王ヶ渕から車で20分

うだ薬湯の宿 やたきや(宇陀市榛原): 築300年の古民家をリノベーションした1日4組限定の宿。薬湯が楽しめます 。  

龍王ヶ渕から車で30分

龍王ヶ淵周辺を旅する上でのアドバイス

龍王ヶ淵とその周辺地域を存分に楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。この地域は自然豊かで歴史的な魅力に溢れていますが、その一方で都市部とは異なる注意点も存在します。

龍王ヶ渕は閉鎖されていますか?

いいえ、2025年5月時点では閉鎖されていませんでした。駐車場は8台ほどあり、車で訪れることができます。風のない晴れた早朝に訪れることで素晴らしい水鏡を目にすることができます。

龍王ヶ淵撮影のベストタイミング

神秘的な「水鏡」を撮影したいなら、以下のポイントを参考にしてください。

  • 時間帯: 風のない早朝が最も水面が穏やかで、美しい反射を捉えやすいです 。  
  • 季節: 新緑が美しい5月~6月が特におすすめです 。木々の緑が水面に鮮やかに映えます。夏から秋にかけては、水草や藻が増えることがあります 。冬の雪景色も幻想的ですが、アクセス路が凍結する可能性があり注意が必要です 。  

道路状況と運転の注意

  • 龍王ヶ淵への道: 国道369号線から分岐し、点滅信号を曲がった先(県道28号線からさらに細い道へ入る部分)は道幅が非常に狭く、対向車とのすれ違いが困難な場所もあります 。徐行運転を心がけ、譲り合いの精神で通行しましょう。  
  • 住民への配慮: 龍王ヶ淵周辺は住宅地域に近接しています。特に夜間(夜10時以降)や早朝の自動車・バイクでの通行は、騒音で住民の方々に迷惑がかかるため、控えるよう呼びかけられています 。  
  • 山間部の道路: 吉祥龍穴へ向かう林道やその他の山道では、落石、路肩崩壊、狭隘区間、ブラインドコーナーが多数存在します 。林業作業車両とのすれ違いにも注意が必要です。災害による通行止めリスクや冬季閉鎖の可能性もあるため、事前に最新の道路情報を確認しましょう 。  

設備について

  • トイレ: 龍王ヶ淵にはトイレがありません 。最寄りのトイレは、室生口大野駅、道の駅「宇陀路室生」、名阪国道針IC(針テラス)などです 。  
  • その他: 一部の林道などでは、売店、自動販売機、ガソリンスタンドはもちろん、携帯電話の電波も圏外になることがあります 。事前の燃料補給、食料、飲料水の準備は必須です。  

自然との共生

  • 野生動物: 特に夏場の水辺(龍王ヶ淵、吉祥龍穴など)ではマムシに注意が必要です 。山間部では鹿などの野生動物の飛び出しにも注意しましょう 。  
  • 服装・持ち物: 神社仏閣の参道、公園内の散策路、龍王ヶ淵の池の周囲(ぬかるんでいることもあり )など、歩きやすい靴は必須です。特に龍王ヶ淵の奥まで散策する場合は、長靴などが役立つこともあります 。  

これらの点に留意することで、安全かつ快適に龍王ヶ淵周辺の素晴らしい自然と文化を満喫することができるでしょう。この地域は、訪れる人々に静けさと美しさ、そして深い歴史を感じさせてくれますが、それは同時に、私たちが自然や地域社会に対して敬意を払い、責任ある行動をとることで守られるものです。

龍王ヶ淵への主なアクセス方法

龍王ヶ淵へのアクセスは、主に自動車が便利ですが、公共交通機関を利用する方法もあります。

アクセス方法詳細備考
自動車名阪国道・針ICから国道369号線を南へ約3.2km、外の橋交差点を左折し約3.1km先の点滅信号を右折。そこから約250mで右手に駐車場 駐車場:無料、約8台 。道幅が狭い区間あり。
公共交通機関近鉄大阪線「室生口大野駅」下車、奈良交通バス20系統榛原駅行き乗車、「天満台東三丁目」バス停下車、徒歩約42分 バス停からの距離があるため健脚向き。
タクシー近鉄「室生口大野駅」から利用可能 料金や時間は交通状況による。奈良県内のタクシー料金目安は初乗り1300mまで750円、以後246mごとに100円
レンタサイクル室生口大野駅近くの室生地域事務所で貸出あり 体力と時間に余裕がある場合の選択肢。

龍王ヶ淵への道は、特に最後の約1.3kmから1.5kmは道幅が狭くなっているため、自動車で訪れる際は対向車に注意し、慎重な運転が求められます 。また、龍王ヶ淵にはトイレが設置されていないため、事前に室生口大野駅や道の駅「宇陀路室生」、名阪国道の針テラスなどで済ませておくことをお勧めします 。  

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